高遠そばとは|特徴・食べ方・由来
高遠そばは、辛味大根のしぼり汁と焼き味噌でつゆを作って食べるそばです。信州の高遠に伝わり、のちに会津でも親しまれました。特徴と食べ方、家庭で楽しむ方法をまとめました。
高遠そばとは
高遠そばは、長野県伊那市の高遠地域に伝わるそばの食べ方です。しょうゆのつゆではなく、辛味大根のしぼり汁に焼き味噌を溶いてつけ汁にします。会津地方でも同じ名前で親しまれ、地域ごとに味の作り方が少しずつ異なります。
特徴
- つゆの土台が辛味大根のしぼり汁で、しょうゆを使わないか、ごく少量にとどめます。
- 焼いた味噌を溶き入れるため、香ばしさと塩気が同時に出ます。
- 大根の辛みが強いので、そば自体は太めでしっかりした食感のものが合います。
食べ方・楽しみ方
- しぼり汁に焼き味噌を溶き、味をみながら少しずつ濃さを調整します。
- そばを少量ずつつけて食べ、辛みが強ければねぎやかつお節を足します。
- 最後にそば湯で割って飲むと、大根の辛みがやわらぎます。
家で楽しむなら
辛味大根が手に入らないときは、普通の大根の先のほうをすりおろして代用できます。味噌はアルミホイルにのせて弱火のグリルで2〜3分焼くと香りが立ちます。関連する料理として、おろしそば、ざるそば、焼き味噌が挙げられます。
由来
高遠地域では古くからそばが作られ、大根と味噌を使う食べ方が根づいてきました。江戸時代に高遠の領主が会津へ移った際に伝わったとされ、両地に同じ名前の食べ方が残っています。
よくある質問
- Q. しょうゆは使わないのですか。
- A. 本来は使わないか、ごく少量です。物足りないときは小さじ1程度加えると、慣れた味に近づきます。
- Q. 辛味大根がありません。
- A. 普通の大根の先端側は辛みが強いので代用できます。すりおろしてしばらくおくと辛みが立ちます。
- Q. 味噌はどんなものが合いますか。
- A. 信州の辛口味噌が合わせやすいですが、家にある味噌でかまいません。焼くと香りが出て、辛みとつり合います。