サバそうめんとは|特徴・食べ方・由来
サバそうめんは、焼いた鯖を甘辛く煮て、その煮汁でそうめんを合わせる郷土料理です。味の組み立てや食べ方、家で作るときの手順、伝わってきた背景まで、はじめての方にも分かるように整理しました。
サバそうめんとは
琵琶湖の北側にあたる地域で親しまれてきた料理です。焼いた鯖をしょうゆと砂糖で甘辛く煮含め、その煮汁でゆでたそうめんを煮からめて、鯖をのせて仕上げます。海から遠い土地で日持ちのする焼き鯖を用いた工夫が形になったものと言われています。
特徴
- 焼いた鯖を使うため、青魚の香りが煮汁に移って濃い味になります
- そうめんを汁でゆでるのではなく、いったんゆでてから煮汁で温めるのが基本です
- 冷たいそうめんとは別物で、温かい状態でしっかりした味付けとして食べます
食べ方・楽しみ方
- 鯖をほぐしながら麺と一緒に食べると、味の濃さがちょうどよくなります
- 粉山椒や七味をひとふりすると、甘辛さの後味が締まります
- 家庭では大皿で出し、取り分けながら食べることが多くあります
家で楽しむなら
家で作るなら、焼き鯖を使ってしょうゆ大さじ3、砂糖大さじ2、酒大さじ2、水200gで15分ほど煮含め、その煮汁でゆでたそうめんを2分温めます。同じ煮汁は他の料理にも回せるので、鯖の煮付けや炊き込みご飯、なすの煮浸しを続けて作ると無駄がありません。
由来
田植えの時期に、嫁いだ娘のもとへ実家から焼き鯖を届ける習わしがあったと伝えられています。届いた鯖を家族で分け合って食べるために、そうめんと合わせる形が広まったという説が知られています。
よくある質問
- Q. そうめんは煮汁でゆでますか
- A. 別の湯でゆでてから煮汁で温めるのが一般的です。直接ゆでると塩分が濃くなり、汁も濁りやすくなります。
- Q. 焼き鯖が手に入らないときは
- A. 塩をふった鯖を魚焼きグリルの中火で片面7分ずつ焼き、中心まで火を通してから使うと近い風味になります。
- Q. どの季節に食べますか
- A. 田植えの時期にあたる初夏に食べる習わしが知られていますが、家庭では通年で作られることもあります。