鳥刺しの食中毒の基本|知っておきたいポイント
鳥刺しの食中毒について、原因となる菌と注意点をまとめました。鶏肉は中心まで75度で1分以上加熱するのが基本です。台所での扱い方と、体調に不安があるときの対応も説明します。
概要
鶏肉は加熱して食べる食材です。加熱が不十分な鶏肉ではカンピロバクターやサルモネラといった細菌が原因で体調を崩す例が報告されており、鳥刺しに関わる相談も毎年寄せられています。中心部が75度で1分以上になるまで加熱すれば心配は大きく減らせます。子どもや高齢の方、体調のすぐれない方はとくに加熱したものを選んでください。腹痛や発熱が続く場合は医療機関に相談してください。
ポイント
- 鶏肉は中心部が75度で1分以上になるまで加熱するのが基本です。
- 加熱不足の鶏肉ではカンピロバクターやサルモネラによる事例が報告されています。
- 症状は数時間から数日たって出ることがあり、原因に気づきにくい場合があります。
- 子ども、高齢の方、体調のすぐれない方は加熱したものを選ぶのが安心です。
- 菌は肉の表面だけでなく内部にもいることがあり、表面を炙るだけでは足りません。
- 肉を扱った包丁とまな板は、洗剤で洗ってから他の食材に使います。
具体例
- 鶏むね肉のソテーは、両面を中火で3分ずつ焼き、ふたをして弱火で5分蒸し焼きにします。
- から揚げは170度の油で4分揚げ、いったん上げて3分置き、再び1分揚げると中心まで届きます。
- 水炊きは沸いた鍋に入れて7〜8分煮て、切って断面を確かめます。
- サラダに使う蒸し鶏は、沸騰後に火を止めて15分置き、中心まで火を通します。
- 串焼きは厚みをそろえ、中火で返しながら8分ほど焼きます。
実践のコツ
- 一番厚い部分を切って、断面が白く、肉汁が透明になっているかを確かめます。
- 肉を触った手と器具は、他の食材に触れる前に必ず洗います。
- 冷蔵庫では肉を一番下の段に置き、汁が他の食材にかからないようにします。
よくある質問
- Q. 表面を炙れば安心ですか。
- A. 十分ではありません。菌が内部にいることもあるため、中心部が75度で1分以上になるまで加熱してください。
- Q. 新鮮なら問題ないのですか。
- A. 新しさと菌の有無は別の話です。仕入れたばかりの肉でも同じで、加熱の有無が判断の分かれ目になります。
- Q. 体調が悪くなったらどうしますか。
- A. 水分をとって安静にし、腹痛や発熱、下痢が続く場合は医療機関に相談してください。食べたものと時間を伝えると役立ちます。