わっぱ弁当箱の選び方・使い方・手入れ
わっぱ弁当箱は、薄い木の板を曲げて作られた円形や小判形の弁当箱です。木が余分な水分を吸うため、冷めたごはんも食べやすいと言われます。種類の違い、選び方、手入れをまとめました。
わっぱ弁当箱とは
わっぱ弁当箱は、杉やひのきの薄板を曲げて円筒形にし、桜の皮などでとじて作る木の弁当箱です。木そのものが湿気を調整するため、ごはんがべたつきにくいという特徴があります。
種類と違い
- 白木のもの — 塗装がなく木の香りが強い。水分をよく吸うが、油じみが残りやすい。
- ウレタン塗装のもの — 表面に膜があり、汚れ落ちがよく手入れが楽。吸湿性は弱まる。
- 漆塗りのもの — 落ち着いた見た目で汁気に強い。価格は高めで、たわしでこすらない配慮が要る。
- 半月形や小判形 — おかずとごはんを仕切りやすく、詰めやすい形。
- 二段式 — ごはんとおかずを分けられ、量の調整がしやすい。
- 布のふたや留め具付き — かばんの中でふたが開きにくい。
選び方
- 容量を先に決めます。女性や小食の方は500ml前後、しっかり食べる方は700〜900mlが目安です。
- 手入れの手間で塗りを選びます。毎日使うなら塗装ありのほうが続けやすい傾向があります。
- 汁気のあるおかずをよく入れるなら、漆塗りか塗装ありを選ぶと安心です。
- 洗いやすさも見ます。角が丸いもの、仕切りが取り外せるものは洗う手間が減ります。
使い方
- 詰める前に、ごはんは必ず湯気が引くまで冷まします。熱いまま入れるとふたの内側に水滴がつきます。
- 汁気の多いおかずは、小さなカップに入れてから詰めると味が移りにくくなります。
- 白木のものは、使う前に内側を水でさっと湿らせて布でふくと、においや色が移りにくくなります。
お手入れ
- 使い終わったらぬるま湯とやわらかいスポンジで洗い、長時間の浸け置きは避けます。
- 洗ったあとは布で水気をふき、風通しのよい場所で伏せずに半日ほど乾かします。
- 食器洗い機と乾燥機、電子レンジは使えません。直射日光に当てると割れの原因になります。
よくある質問
- Q. 黒い点が出てきました。
- A. 乾燥が不十分なときに出やすいものです。軽ければ目の細かい紙やすりで表面を整え、よく乾かしてから使ってください。
- Q. 電子レンジは使えますか。
- A. 使えません。木が割れたり反ったりします。温めたいおかずは別の耐熱容器に移してください。
- Q. におい移りが気になります。
- A. 白木は特に移りやすいので、使う前に内側を湿らせるとやわらぎます。洗ったあとの十分な乾燥も大切です。